安平町のこどもたちに会いに行きました。

9月6日3時 8分頃、ガタガタガタゴゴゴという音とともに、強い揺れがありました。これまで経験したことのない揺れでした。その後も強い余震が続いて、北海道全域が停電し、地域によっては道路や水道などのライフラインが断絶し、都市の機能が麻痺しました。震源に近い厚真町では住宅が倒壊したり、大規模な土砂崩れが発生し、町の一部が土砂で覆われました。

居ても立っても居られず、安平町の「早来こども園」と「おいわけこども園」を訪問し、こどもたちに会ってきました。司会は豚のホセ。ホセと挨拶をしたあと、スタッフが準備した「三びきのやぎのがらがらどん」の人形劇に続き、藤田春義による紙芝居と積み木ショーをこどもたちと一緒に楽しみました。

早来こども園では、保護者と一緒に作った園庭の遊具がすべてなくなったそうです。玄関には水タンク。ボランティアたちの出入りで慌ただしかったですが、園内には幼いこどもたちも多くて、ボランティアの大学生にも、今回参加した私たちこどものとも社のスタッフにも甘えてくるのでした。やはり不安になったり、怖くなったりしていたと思います。地震が発生した当日、早来こども園では、ちょうど「もりのお泊まり会」の日の夜だったそうです。おいわけこども園は、幸い建物の被害はなかったそうです。施設の中に追分児童館と放課後児童クラブも併設していて、小学生たちにも会うことができました。別れる時にはみんなすっかりホセとも仲良し。札幌はほぼ日常に戻っていますが、北海道を見渡すとまだ避難生活が続いている地域もあります。わずか1時間のイベントでしたが、キラキラした目で集中してお話を聞いて楽む姿に触れて、今回の経験をこどもたちにどう伝えたら良いかを考える1日でした。

KimJunghee