ビースティ・ボーイズのAd-Rockが、アダム・ヤウク公園での集会で、ヘイトに反対。

ビースティ・ボーイズの Ad-Rockこと、アダム・ホロヴィッツが、ニューヨークのアダム・ヤウク公園に描かれた卍と GO TRUMP(進め!トランプ)という落書きに対して抗議しました。アダム・ホロヴィッツさん、日本に置き換えると忌野清志郎さんのような存在でしょうか。

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僕たちは皆、同じことを感じて、今日ここに集まっていると思う。こどもたちの遊び場である公園に卍(まんじ)の落書きをするのはひどい行為だ。僕たちにとってはより特別な意味をもっている。なぜなら、ここはアダム・ヤウクにちなんで名付けられた公園だからだ。彼は、僕の30年来の友人であり、バンドメイトだ。彼の人生を通じて、彼がつくる音楽を通して、僕にそしてみんなに非暴力を訴え続けた男だ。ニューヨークに住む誰かが、ドナルド・トランプとナチを結びつけて、こんな落書きを描いたわけだ。よりによってこどもが遊ぶ場所に。

そして、Ad-Rock は参加者にポジティブな変化を呼びかけます。

ボランティア活動ができるならぜひボランティアを。もしグラフィックデザイナーや広告業界で働いているなら、抗議が効果を発揮するようなサインをデザインして欲しい。音楽家はアンセムを書き、ライターは文章を書いて欲しい。得意なこと、そして心から楽しめることをして欲しい。あなたが一番大切だと考えていることにあなたの力を注いで欲しい。僕たちは立ち止まるわけにはいかないし、決して立ち止まらない。

20代で聴いていたビースティ・ボーイズがこういう形で僕の人生に再登場するとは想像しませんでした。聴く音楽を、観る映画を、読む文学を、着る服を、訪れる街を、投票する候補者を、自分の目で選び続けることが大切、ということでしょうか。

Shin Sasaki

デザイナー、D&DEPARTMENT HOKKAIDO のオーナー、一児の父。お酒は飲めません。学生時代にミニシアターで映写技師として働いていたので8mm、16mm、35mmの映写ができるのですが、その技術を活かす機会は20年で1度だけ。