ベルリンから阿部寛文くんがやってきました。肩の力が抜けて良い青年になっていました。彼はきっとかっこ良くなりますね。日本にいたころはあれこれ考え過ぎていたのでしょうね。今のように力が抜けた彼と仕事をしてみたかった。いや、また機会があるかもしれません。
どうやら d を通して日本を見ていたことは、ベルリンで価値観を確立する上で役に立っているようです。「日本って丁寧な国なんだということに気づいた」と言ってました。今年からはアーティストビザを取得して滞在するそうですが、海外で仕事をする上でグラフィックデザイナーは便利だそうです。画家だとなかなか収入が得られず、ラーメン屋などでアルバイトしている人が多い、と。今は日本の仕事が8割。「でも今年から変わりそう。ようやく始まった感じがする」と言ってました。ベルリンでの暮らしの話を聞いてもそれほど羨ましく感じなかったのは、僕が年をとってしまったのか、それとも、僕なりに充実しているからなのか。
巣立ったスタッフが遊びに来てくれるのは嬉しいですね。僕も楽しく暮らそう。