工藤和彦

ナガオカさんのメルマガのための原稿です。

今週は旭川へ。2月なのに朝から雨が降る不思議な天気。旭川在住の陶芸家・工藤和彦さんの個展を見にヒラマ画廊へ。

今回の個展は、写真家・佐藤美喜子さんとの二人展。会場に入るとテーブルには工藤さんのうつわが並び、壁にはうつわをつくる工藤さんの姿や工房の風景が飾られていました。写真がうつわを、うつわが写真を引き立てていて、想像していたよりもずっと一体感のある展覧会。このメルマガが配信されるときには展覧会は終了してしまっているのが残念です。ちょうどレセプションの日だったので工藤さんと佐藤さんとゆっくりお話ができ、6月に北海道店で開催予定の工藤さんの展示では、うつわに加えて、佐藤さんの写真も展示することができそうです。お楽しみに!

クラフトバイヤーの日野明子さんに勧められて、温泉旅館を改装したという工藤さんの工房を訪れたのは一昨年の秋。当時、工藤さんは、もともと大浴場だった場所に登り窯を製作しているところだったのですが、今回展示されている写真には、その登り窯の初めての窯焚きの様子も写っていました。次回の釜焚きは3月末の予定だそうです。見学させていただく約束をしてきました。

陶芸家として一番良い時期、力を発揮できる時期っていつですか? と伺ったら、65歳から70歳の5年間です。とおっしゃっていたのが印象に残りました。

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Shin Sasaki

デザイナー、D&DEPARTMENT HOKKAIDO のオーナー、一児の父。お酒は飲めません。学生時代にミニシアターで映写技師として働いていたので8mm、16mm、35mmの映写ができるのですが、その技術を活かす機会は20年で1度だけ。