くやしくてくやしくて

「くやしくて くやしくて、おいおいなきだしました。」狸にだまされたじいさまのせりふ。

昔話やグリム童話が「残酷だ」とか「非情」だとか、耳にすることがよくある。

「いやいや、毎日流れてくるニュースを見ているかい?!」

現実の方が昔話よりもずーっと恐ろしい。そういう風に思ってない大人が増えているなら、そっちの方が怖いんだ。人間の方がおばけや物の怪なんかよりも、ずーと恐ろしい。

昔話やグリム童話は、そういうことをきちんと描いている。しかも、子どもがわかるように。大人になると、それがわからなくなってしまうのか?気をつけよう。

かちかちやま
小澤俊夫 再話、赤羽末吉 絵
福音館書店

Susumu Fujita

20代から庭とこどもと本にとりつかれ、いまだその間を行ったり来たりしている。学生の時は旅人に憧れながらも、卒業後、土から離れられない農民になり、鶏と豚と野菜の中で過ごす。その後、札幌に戻り、絵本屋になる。庭プレス、ひげ文庫主催。

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