超売れっ子人形作家アンネさんの夢

1日限りのアンネ・コールシュミットさんの人形展に駆けつけてくださったみなさま。ありがとうございました!

「こんなに大勢の人形に囲まれて本当に夢のようだ、もう言葉にならない」とアンネさん。
「えっ、家に人形は何体くらいいるんですか?」と僕。
「ひとりだけよ。買い手が付いていない人形がひとり、家にいるだけなの」とアンネさん。
「ええーっ!じゃあ、こんなに人形に囲まれているって状況、今日が初めてなんですか?!」と僕
「そうよ、だから、本当に夢見たいなの(目をウルウルさせながら)」とアンネさん

札幌に34体の人形たちが来てくれたのと、札幌(2人は東京から駆けつけてくれた)人形たち20人近くが、アンネさんに会いにきてくれました。
10年ぶりの再会だったり、破けた鼻を新しく付け替えてもらったり(手仕事まじかで目撃)、本当に大盛況でした。
そして、人形に出会いに駆けつけてくださったみなさま、ありがとうございました。うれしい!

人形作家の夢は、自分の作った人形に再会すること。
作ったそばから、すぐ自分の手元から旅立ってしまう人形たちに囲まれることは、これまで一度もなかった。

「ん?とすると、、、、あれ?まてよ・・」
そうなんです。なんと、アンネさんの個展は札幌が世界初なんです(なんという光栄)。
人形作家の夢が、自分の人形に囲まれることとだなんて、想像もしてなかったなぁ。

急遽決まった個展、しかも人形というある意味特殊な業界の個展。無理を押して駆けつけてくださった皆様。そして快く協力してくださったDスタッフとリンゴ箱貸してくれてた三木佐藤アーキ
感謝とともに、人形作家の夢叶えてくれてありがとう!

Susumu Fujita

20代から庭とこどもと本にとりつかれ、いまだその間を行ったり来たりしている。学生の時は旅人に憧れながらも、卒業後、土から離れられない農民になり、鶏と豚と野菜の中で過ごす。その後、札幌に戻り、絵本屋になる。庭プレス、ひげ文庫主催。