暮らしでつながろう

ろばのこ」が引っ越しするビルは中央区大通西17丁目1-7、D&DEPARTMENTが入っている3階建てのビルです。ご存知の方もいらっしゃるでしょう。このビル全体を新しいコンセプトで作り変えようという構想がデザイン事務所3KGのササキシンさんの中ではじまり、フジタススムと繋がり「ろばのこ」も一緒に、という運びになりました。「ろばのこ」の母体は「札幌第一こどものとも社」ですが、丸ごと引っ越しです。

ササキシンさんには5歳の息子さん、フジタススムにも3歳の息子がいます。この二人の男児、中々に気が合うのです。先日、焼き肉屋さんでちょっとはしゃぎすぎた程です。生活の中に子どもがいるということは普通の事ですが、仕事の中にも子どもがいるのが私たちの仕事です。子どもと一緒に生活し、子供と一緒に仕事をする。そこには絵本やおもちゃはもちろんの事、食べることや着る事も入ってくるでしょう。当然、家具や食器などの雑貨も必要です。どんな暮らしをしたいのかによって、使う道具は違ってきます。新しい構想は、「どんな暮らしをしたいのか」を話せる人たちの繋がりから生まれると思います。

それぞれで動いていたものが繋がり、それぞれの持っている繋がりがさらに繋がる時、思いもかけぬことが始まるのではないかと期待しています。

友達にすすめられて「人生フルーツ」というドキュメンタリー映画を観てきました。自らが関わったニュータウンの一隅に300坪の土地を買い25坪の住居を建て、敷地内に雑木林を育て、落ち葉を肥料として土を作り、70種類の野菜と50種類の果実を作ってそれを食べる、90歳の建築家、津端修一さんと妻英子さんの暮らしが映し出されます。キッチンガーデンで採れた野菜と果物となじみの魚屋さんのおすすすめの食材が英子さんの手により食卓に飾られる、デザートをいつも木のスプーンですくい取り「美味しいね」と食べる修一さん。このご夫婦に繋がる人々もこの暮らしの延長線上にある。

「ろばのこ」を含めたこのビルは、皆さんの暮らしと繋がり、子どもも大人も、おじいさん、おばあさんも、ご近所さんも、保育士さんも、小学校の先生も絵本もボードゲームの楽しさばかりでなく、食べ物も含めて暮らしのことまで話せる。そんなあり方を目指しています。

Haruyoshi Fujita

1970年代、当時はめずらしかった男性の保育士として6年余り働き絵本やヨーロッパの木のおもちゃに出会う。現在は幼稚園や保育園に絵本やおもちゃを販売する「札幌第一こどものとも社」と、絵本とおもちゃの店「ろばのこ」を経営。また、保育士に絵本やわらべ唄、子どもの遊びについて伝える活動を続けている。家族は妻と7人の子どもたち。

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