One way

先日、とてもがっかりすることがありました。想いってなかなか相手には伝わらないものですね。僕は「あぁ…わかってないな」と思うわけですが、相手にしてみると、きっと僕がわかってないのでしょう。気持ちの一方通行(と感じる出来事)って、恋人たちの間で、友達同士で、親子で、毎日どこかで起こっているのでしょうね。

あまり人に関わらずにいれば、マイペースで生きていけるのかもしれませんが、妻がいて、こどもがいて、会社を経営していると、なかなかそうもいかず、人と関わりながら自分も楽しむことにしています。それとも、自分の楽しみに人を巻き込んでいるのでしょうか、よくわかりません。例えば息子が読む絵本の選書をしていますが、もはや息子のためなのか、自分の趣味なのかわからなくなってきました。また、札幌市の観光ウェブサイトの取材で、台湾からワーキングホリデイでやってきたコウくんが、スキーやカーリングを体験しているのも素敵です。仕事と遊びの境界がかなり曖昧。

人と関わると、振り回したり振り回されたり、傷つけたり傷つけられたりしますが、思いがけない組わせが生まれたり、一緒に大笑いしたりすることがあり、そこが楽しいんだと思います。相手に想いが伝わらないと、腹立たしいやら、悲しいやらですが、何も感じないよりはいいですね。片想いされるよりは、片思いする。結構疲れるんですけどね。人生思い通りにならないのは、ひとりでも、二人でも、大勢でも、結局変わらないのだと思います。それぞれにそれぞれの不自由さがある。ブログには自分が撮影した写真を使うことにしていますが、今回は Eyes on the Streets というサイトに掲載されていた画像をいただきました。ロンドンの BRICK LANE で撮影された写真です。ヨーロッパ、行きたい。

Shin Sasaki

デザイナー、D&DEPARTMENT HOKKAIDO のオーナー、一児の父。お酒は飲めません。学生時代にミニシアターで映写技師として働いていたので8mm、16mm、35mmの映写ができるのですが、その技術を活かす機会は20年で1度だけ。