写真はじめてみました

庭ビルの一員になって数カ月過ぎた頃のこと。
それまで写真やカメラにさほど興味もなく、スマホでせっせと写真をとってSNSに上げる友人の姿や、子育てをする姉がデジタル一眼で姪や甥を撮っているのを見て「マメだねぇ・・・」と思ったり、大学生の従姉妹がミラーレス一眼を買った!と言っても「何だ?ミラーレスって。」程度にしか思わず、自分のスマホを見れば仕事がらみの適当に撮った記録写真ばかりでした。
しかし、庭ビルには写真屋さん「マッキナフォト」があります。これではいけない!

カメラ、写真の世界を覗いてみようと『フィルム写真講座~初心者コース』を受けてみました。
曜日や時間は特に決まっておらず、マッキナフォトの店長・橋口さんに「やりたいです!」と言えば「いつがいい?」という感じでこちらの都合に合わせてくださいます。私は仕事終わりの平日夜にお願いしました。
1回目はカメラ・写真に関する基本知識のいわゆる座学。カメラが出来てから現在に至るまでの歴史を、古いカメラや冊子を手に取りながら教わります。

1600年代にフェルメールが絵を描く時にカメラ・オブスキュラを使っていたこと、19世紀後半に複写が可能なガラス乾板が発明されたことなど、大学で美術史を習った私は、あぁ聞いたことあるワードだ・・・と思いながらも、大学の講義では全然理解していなかったんだと痛感。言葉にすると難しそうですが、橋口店長の話はわかりやすく面白く、こっちが理解しているかどうかを見ながら話してくれるので、なるほど!そうゆうことか!と納得しっぱなし。だんだんメモをとるより、店長と会話することが楽しくなってきます。


一通りカメラの歴史と仕組みがわかったところで、店頭にあったカメラとカラーフィルムを1本手渡され「あなたにはこのカメラを貸します!さぁ撮ってみよう!」ということになりました。借りたカメラは小ぶりなPENTAX MX。後日聞いたところ、店長は私の雰囲気や手のサイズをサッと見て、これだな!と判断したんだそう。その後店長の見立て通り、このカメラに愛着を持ち、常に首から下げるようになるとはつゆ知らず、1回目の講座は終わりました。
2回目はいよいよ撮影。何を撮ったらいいのか、どう撮ったらいいのか、期待と不安を持って街歩きです!どうなることやら・・・。

中井 彩子

面白そう!やってみたい!の気持ちを大切にしていたら、埼玉→富山→東京→愛知を経て北海道にやってきていました。身長のわりにたくさん食べるので、驚かれること多数。フィルムカメラ1年生。