d工作部 再始動!

宮大工でもあるARAMAKIの村上さんを講師として、お店で使うものを自分たちで作り上げる「d工作部」が再始動。
1回目はD&DEPARTMENTオリジナルウェアの販売開始に合わせて、店舗内に設置する試着室を作りました。
(試着室制作の様子は庭しんぶん#015に掲載されています)

今回は現在開催中の、冬の紅茶展に登場するGotenzan Tea Lab.ティースタンド用の台を作ります!

材料はARAMAKI箱(大)時しらず。物入れにもなる、キャスター付きの台を作ろう!ということになりました。

まずは天板用に箱を改良します。ARAMAKI箱の底板を金づちとバールを使って取り外します。
取り外した板はそのまま使うので、板を傷つけたり、割ったりしないように注意して、でも思い切って外していきます。
それでも、パキっと割れてしまいましたが、優しい村上さん曰く「それも思い出だから」

穴が多くならないよう、底板で使っていた釘穴をなるべく使って、外した底板を天板用に付け直します。
釘を打つ村上さんのお手本はとてもリズミカル。音でいうと、トントントントトトン。
私たちの音は、トン、トン、トン、、と遅くて力んでいる音がしていました。

抜いた釘は、なくならないようにARAMAKI箱(小)いくらへ。細かいものを入れるのに重宝します。

天板用の箱ができたら、底側の箱にキャスターを取り付けます。
そのまま箱にキャスターを付けるより耐久性が出るように、木材を一本つけるため、木材を裁断します。

d工作部1回目の時は、固定された回転刄に木材を当てて切るタイプの機械でしたが、今回は「丸ノコ」と呼ばれる電動のこぎりで、持ち方に気をつけないと曲がって切れたり、端材が飛んでいったりしてしまうもの。使い方を教わりながら、慎重に切っていきます。

切り終わった木材を箱の底に取り付けます。ネジが入りやすいように細い穴を開け、そこにインパクトドライバーを使ってネジを打ち込みます。
インパクトは前回使い方を教わっていたので楽勝か?!と思いきや、しばらく使っていなかったせいもあり、村上さんに支えてもらう始末。

でも、だんだんと感覚を取り戻し、キャスターもなんなく付けられました!

部材が揃ったので、台の高さを決めて固定します。

今回は他の陳列台との相性も考えて、高さは91センチ。キャスター分の高さも含めて、91センチになるよう作業台の上にARAMAKI箱を並べてみます。
この位置でOK!となったら、骨組みをとめていきます。あと少しで出来上がる!と思うと動きも機敏になります。

効率良く作業を手分けして、パパッと取り付けられました。

最後に天板の補強材を固定し、紙やすりで表面のザラザラを削ったらできあがり!
今回のイベント以外にも、たくさん活躍してくれそうです。

d工作部。さぁ、次回は何を作るのでしょうか!

中井 彩子

面白そう!やってみたい!の気持ちを大切にしていたら、埼玉→富山→東京→愛知を経て北海道にやってきていました。身長のわりにたくさん食べるので、驚かれること多数。フィルムカメラ1年生。