「はじまりのうた」という映画を観ました。今の僕にとっては映画館は遠い存在、iTunes Store でレンタルして家で鑑賞しました。あぁ、映画館に行きたい。
今年に入り、タイ料理のレシピ本制作が本格化し、航空会社の広告の仕事が次々と入るようになり、高野さんが産休・育休に入りました。つむぎが生まれてから家庭的になっていた僕の暮らしが一変し、20代の頃のように猛スピードで働いています。それに付き合わされているデザイン部門のスタッフは次々と体調を崩していますね。申し訳ないとは思いますが、やるからには徹底的にやりたいので、このまま行こうと思います。
「はじまりのうた」に話を戻します。妻と上手くいかず仕事も手に付かない中年音楽プロデューサーと、恋人に振られたばかりで落ち込んでいる20代の女性アーティストのお話。中年夫婦と、若い恋人たちの関係が対比されながら話が進みます。ところどころで「若年」と「中年(他に言葉ないかな)」の境界線というか、接点が描かれていて、それが見える自分に気がついたのが発見でした。そのうちおじいさんの気持ちもわかるようになっていくんですね。人生20年くらいで視点が大きく入れ替わるものなのでしょうか。
キーラ・ナイトレイの恋人役を Maroon 5 のヴォーカル、アダム・レヴィーンが演じています。 Maroon 5 はどうも苦手なのですが、彼をよく知らないおかげで、人気バンドのヴォーカルが演じているという先入観なしに作品を楽しめたのかもしれません。