僕の最近の関心の中心はもっぱら庭です。庭というキーワードは、アトリエオンの永田まさゆきさんから降りてきたもので、僕なりに噛み砕いているところ。鶏を庭鳥、市場を市庭と言い換えたり、家庭や屋上庭園について考えると、このビルが今どこへ向かおうとしているのか整理できるのかもしれません。写真はチェンマイにある孤児院バーンロムサイで、にわとりを眺める代表の名取美和さんと息子。チェンマイの庭にも庭鳥がいて、人々は市庭に買い物に行き、孤児たちにとってバーンロムサイは大きな家庭です。
D&DEPARTMENT HOKKAIDO をオープンして以来の新しいことが始まりそうな予感がしていますが、同時に、永田まさゆきさん、名取美和さん、ろばのこの創設者である藤田春義さん、そして直接は関係ないですがシアターKINOの中島洋さんとヒロミさん。彼らの世代が始めて、今まで続けてきたことを、何らかの形で、ナガオカケンメイさんと一緒にD&DEPARTMENTをやってきた経験を使って、引き継ごうとしているような気もしています。なぜ引き継ぐのか? うーん… どうしてでしょう。