摩訶不思議の庭ビル

庭ビルに移転を決めたのは、およそ3ヶ月前。その間には、庭プレス(出版社)を立ち上げて、『具材』の本の出版、第二子の出産、庭ビルの中身を妄想する大会議が夜な夜な繰り広げられて(いままた読み返してみたいなぁ)、最後の数日は通常業務を手放して、ビルにこもって大工工事に明け暮れたのでした。壁を壊したり、棚を組み立てたり、ペンキをぬったり、ペンキをぬったり、ペンキをぬったり、最後の陳列の間際までペンキをぬったり、、、。それにとてつもない照明がついています。そうなんです。開店数時間前はまだ什器が完成していませんでした。

庭ビルの摩訶不思議。それは、店主が不在でもなぜか作業が進んでいくこと。しかも、会社のスタッフじゃなく、庭ビルのスタッフとスタッフ周辺の知人友人たち主導で進んでいく。日曜の夕方に店にいくとなぜか、3人も作業をしている方々が、、、。たぶん、妖精です。ええ、妖精住んでます。庭ビル。

またレポートします。

Susumu Fujita

20代から庭とこどもと本にとりつかれ、いまだその間を行ったり来たりしている。学生の時は旅人に憧れながらも、卒業後、土から離れられない農民になり、鶏と豚と野菜の中で過ごす。その後、札幌に戻り、絵本屋になる。庭プレス、ひげ文庫主催。