hoshihana village のベジタリアンメニューを監修しているチェンマイ在住のベジタリアン料理家、ターおばさんのお宅におじゃましました。ターおばさんのお宅は、チェンマイ市内から約40kmの山の中にあります。電気は太陽光発電、水は雨水を貯めていて、コメと野菜は畑から採り、薪のコンロで調理。携帯電話をお持ちですが、家は圏外だそうです。いわゆるオフグリッドな生活ですが、ターおばさんには全く力みがなく、「こどもの頃からこういう生活をしたかったのだと思う」と笑顔でおっしゃってました。
以前はチェンマイ市内に住み、人気料理研究家としてバンコクとチェンマイを行き来して忙しい毎日を過ごされていたようですが、山の家に引っ越してからは生活のスピードを落とし、平日は家の近くに建てた僧院に滞在している僧侶のためにご飯をつくるのが日課だそうです。週末は金曜日から市内へ出て仕込みをし、土日はマーケットに出店し少し商売をする。料理研究家というより、僧侶とお話しているようでした。ローテーブルでお食事をいただきましたが、ターおばさんはずっとテーブルにあぐらをかいて座り、食べたり、お話したり、料理を勧めてくれたりしていました。え? テーブルに? と思いますよね。でも、それが全然いやな感じじゃないんです。